大橋清貫
大橋清貫とは
学習塾経営者を経て、2005年4月、学校法人順心女子学園理事長に就任。
同年9月、同校学園長に就任。
2007年4月、学校法人順心広尾学園(広尾学園中学校高等学校)に改称して理事長、学園長に就任。
『自律と共生』を教育理念に掲げ、学校改革に着手。高い「通学満足」を得る学校づくりを進め、
2009年度入試では出願者数5554人を数えるなど都内有数の人気校となる。
2013年 広尾学園学園長を退任。
2013年5月、一般財団法人新時代教育研究所を設立。理事長に就任。
現在、三田国際学園中学校・高等学校学園長として中高の学校改革を指導。
2018年6月1日現在、21世紀型教育機構(21st CEO)の副理事長を務める。三田国際学園中学校・高等学校学園長として中高の学校改革を指導。
著書
- 「『本当の学校価値』とは何だろう?」(プレジデント社、2008年)
- 「新時代に生きるための本物の教育」(プレジデント社、2011年)
- 「AIに負けない自分で考える子どもを育てる 21世紀型教育」(根秀和システム、2018年)
連載コラム
「選びたい教育」(マイナビ家庭教師運営「中学受験ナビ」)
三田国際学園学園長 大橋清貫の「選びたい教育」バックナンバー
- (1)中学受験を選択する意味
- (2)幸せになる確率の選択
- (3)中学校選択に必要な情報
- (4)中学校選択に正しい情報が必要な理由
- (5)中学高校の教育の現状とは
- (6)必要とする教育の定義が大きく変わった
- (7)必要とされる教育「言語能力」
- (8)必要とされる教育「コミュニケーション力」
- (9)必要とされる教育「 2つのリテラシー」
- (10)必要とされる教育に出会うために
- (11)今、教育は未体験ゾーンに入っている
- (12)変化する入試問題と教育の転換
- (13)これからの学校とは
- (14)学校改革はさまざま
- (15)授業こそ学校改革の柱
- (16)改革を成功させている学校の真の凄さ
- (17)伝わる新しい軸
- (18)辿り着きたい学校
- (19)時代が要請する力を身に付けるために
- (20)高等教育への道を見据えた選択
三田国際学園中学校・高等学校について
三田国際学園は東京都世田谷区にある中高一貫の私立学校。
「世界標準」の教育を目指し、めまぐるしく変化する時代の中、社会で活躍できるよう、自分で考え、道を切り開ける人材を創出。
人材育成のために必要なのが「世界標準」の教育と考え、国際共通語である「英語」はもちろん、それを使って思いを伝え合う「コミュニケーション能力」、科学を理解する「サイエンスリテラシー」、情報を使いこなす「ICTリテラシー」、自分たちの頭を使って「考える力」、これら5つを磨くための教育を大橋清貫学園長を筆頭に提供している。
教育理念
知好楽『人生に於ける全てのことは知ることから始め、それを好きになり、最後に楽しむ境地に至ったときこそ、初めて自分のものになり、豊かなものとなる』
孔子の教えに由来するこの「知好楽」は、創立時から受け継がれる教育理念。この建学の精神を受け継ぎ、三田国際学園は「時代に適応した実学」を提供する場であり続けるために、グローバル時代に生きぬく子供たちを育てる。
沿革
- 1902(明治35)戸板関子により戸板裁縫学校が創立
- 1904(明治37)三田四国町へ移転(現在 学校法人戸板学園 本部の所在地)
- 1916(大正5)三田高等女学校を創設
- 1937(昭和12)三田高等女学校から戸板高等女学校に改称
- 1947(昭和22)新制度により戸板中学校を発足
- 1948(昭和23)新制度により戸板女子高等学校を発足
- 1993(平成5)世田谷区用賀へ校舎を移転
- 2015(平成27)「三田国際学園中学校」「三田国際学園高等学校」と改称し、共学化スタート
21世紀型教育
三田国際学園では、「世界水準の教育」を行う。「世界水準の教育」とは、これからの時代に必要な「考える力」「英語」「サイエンスリテラシー」「コミュニケーション」「ICTリテラシー」の5つの力を伸ばす教育。
英語であれば、英語で考え、意思疎通が出来ることを目標にしている。「コミュニケーション」力は、は生きていくうえで必須の能力、「サイエンスリテラシー」「ICTリテラシー」は、今の時代ならではのスキルとして重視している。
これらの能力加えて、「自分で考える力」を育てることが21世紀型の教育であり、「世界水準」の教育だと考える。
また5つの能力の他に、「12のコンピテンシー(能力・行動特性)」を掲げて、社会で活躍する人に共通の資質を高めている。
12のうち三田国際学園で最も大切にしていることは、『Co-Creation』。これは、自分たちで考え、ディスカッションして、何かをつくっていくということで、ひとりで学ぶのではなく、他者と共に学ぶことに意味がある。
これは、自分とは全く違う考え方をする人がいる、この先に学ぶことがあったんだと理解した時に、学びの天井を突き抜け、そこが伸びしろだと考える。
相互通行型授業
三田国際学園の相互通行型授業は、「共創」の考えをもとに、インプットした知識で社会的な課題を解決していくアクティブ・ラーニングが中心で、教員が問いかけをして、生徒が自分の意見を述べたり、グループディスカッションをしたり、グループで一つの答えを導いたりすることが特徴。
クラス
中学
- 本科クラス
- インターナショナルクラス
- メディカルサイエンステクノロジークラス(MST)
高校
- 本科コース(RC)
- インターナショナルコーススタンダード(ICS)
- インターナショナルコースアドバンスト(ICA)
- メディカルサイエンステクノロジーコース(MSTC)
行事
4月
- 入学式・・・・中学、高校それぞれ入学式を行う。
- 始業式
- オリエンテーション合宿(中1)・・・・コーチングの技法を活用したグループワークを通じて、これからの6年間で自分がどう学び、どんな成長を目指すのかを考え、その先の自分の将来像を描く。
5月
- 開校記念日(5月1日)
- Global Village(中2)・・・・2泊3日の国内語学研修。世界各国の留学生と英語でグループセッションを行う協働体験。
- オリエンテーション合宿(高1)・・・・将来像を描くためのロールモデルでもある社会人とのセッションを通して、社会を取り巻く諸問題へと視野を広げる。
- 中間試験
- 生徒総会
6月
- 英語検定
- 体育祭
- 授業公開
7月
- 期末試験
- 終業式
- 夏期講習(前期)
- 海外研修-シンガポール-(高2・MSTC)・・・・アジア最大の中高生研究発表イベント「Global Link Singapore」に参加し、基礎研究βで取り組んだ各個人の研究成果を、ポスターセッション形式で発表する。
- 学習合宿(高3)
- エンパワーメントプログラム(高1・ICA)・・・・海外大学から学生を招き、英語でグループディスカッションやさまざまなアクティビティを行っていくプログラム。
8月
- 夏期講習(後期)
9月
- 始業式
- Global Peace Study-広島・京都-(中3)・・・・3泊4日の修学旅行。広島で留学生とともに「平和」をテーマにフィールドワークを実施。
10月
- 英語検定
- 中間試験
- MITA International Festival(学園祭)・・・・Hospitalityの3つのキーワードをもとに構成され、「将来の夢」などをテーマにした個人プレゼンテーションや演劇などのクラス企画、キャンパスツアーやクラブ活動体験、学年を超えた有志運営のカフェなど多彩なプログラムを行う。
11月
- 海外研修-ハワイ-(高2・RC)・・・・事前に「Liberal Arts」で、政治経済・自然環境・テクノロジーなどのさまざまな分野についてハワイ・日本双方の諸問題を調査し、フォールドワークに取り組んだ上で、現地学生とコラボレーションし、共通の課題解決を目指す。
12月
- 期末試験
- 終業式
- 冬期講習
1月
- 始業式
- 英語検定
2月
- 音楽会・・・・学年末にクラスで行う最後の行事。クラス別の合唱コンクール形式。
3月
- 高校卒業式
- 学年末試験
- 修了式
- 学習合宿(高2)
- 短期留学-アメリカ-(高1・ICS)・・・・アメリカのカリフォルニア大学デービス校(UC Davis)で実施。
- つくばScience Edge(高1・MSTC)・・・・中高生の科学アイデアコンテスト「つくばSciende Edge」に参加し、1年間の成果報告を行う。
特集・紹介記事リンク
- 辿り着きたい学校|三田国際学園学園長 大橋清貫の「選びたい教育」
- 難関大より世界人材めざせ 三田国際、改革4年の軌跡
- 説明会で、ある保護者が「鉱脈を見つけた!」と言った。来春開校する、21世紀型教育推進校に注目!
- 21世紀型教育を推進!(三田国際学園 大橋清貫学園長)
- 三田国際学園の学園長「大橋清貫」氏を取材!都内私立中学受験者数2位の教育理念と今後の方針
- 21世紀型教育を追求する6年間社会へ、世界へ羽ばたくために12のコンピテンシーを鍛える(三田国際学園 大橋清貫学園長)
- 三田国際学園中学校・高等学校 21世紀型教育の「相互通行型授業」を実践研究やメディカルマインドを育てる新クラスも設置
関連リンク
- 最終更新:2020-02-21 17:06:16